沖縄交通環境
2020/2/7
沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会
趣旨
那覇を中心とした沖縄の通勤時道路渋滞は、県庁所在地の中で、全国一深刻であり、県民の生活のみならず、観光や物流、産業活動にも影響を及ぼしており、これからの沖縄の発展にとって大きな課題となっている。また、沖縄県は公共交通機関の利用が少なく、車中心社会となっており、今後高齢化が進展する中で、生活を持続可能なものとする観点からも公共交通のあり方が課題となっている。
このような中で、沖縄県民の生活環境の向上、魅力的な観光地の実現、地域経済の生産性向上を図り、生活の豊かさを実感できる社会を実現するためには、関係機関が連携し、道路渋滞対策や公共交通機関、自転車等の利用促進を推進することが重要であり、それらの課題及び対応等について検討を行うことを目的として、「沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会」を開催する。
沖縄の新たな交通環境創造会議
趣旨
平成28 年11 月に「沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会」で取りまとめられた提言「沖縄の新たな交通環境の創造に向けて」においては、ハード整備のみならず、ソフト対策、県民意識まで踏み込んだ多岐にわたる示唆に富む内容が盛り込まれており、沖縄の新たな交通環境の創造に向けた出発点として大きな意義がある。
これら施策の実現にあたっては、国、県、市町村の各行政機関が、相互の連携を一層密にしつつ、関係するバス事業者、モノレール事業者などの交通事業者、民間企業、ひいては県民との連携協力も強化し、関係者が問題意識を共有しながら、強い意志をもって継続的に取り組んでいくことが極めて重要である。
新たな交通環境の創造に向けた実効ある取組を、すべての関係者が連携協力して具体化し、推進していくため、「沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会」提言を受けて「沖縄の新たな交通環境創造会議」を開催する。
沖縄次世代都市交通システム検討会アドバイザリー会合
趣旨
沖縄県における道路渋滞の解消を図り、県民が暮らしの豊かさを真に実感できるようにする取組を進めるため、沖縄担当大臣の下、「沖縄の新たな交通環境創造会議」を開催して検討を進め、本年5月に、「新たな交通環境実現に向けたロードマップ」がとりまとめられたところです。
このロードマップにおいて早期実現課題の一つとして位置づけられた基幹バスの導入等の実現に向け、今年度より新たに沖縄の実務関係者を中心に「沖縄次世代都市交通システム検討会(Okinawa‐ART)」を設けて先進的なバス交通システムの検討を進めることとしています。
今回、この検討会を立ち上げるに当たり、有識者から国として沖縄での検討に期待すること、今後の検討の方向性等について意見を伺います。